井山紙一重で先勝 天元戦第1局

天元戦第1局に勝利し、感想戦で振り返る井山裕太天元=11日午後6時15分ごろ、愛知県豊田市
天元戦第1局に勝利し、感想戦で振り返る井山裕太天元=11日午後6時15分ごろ、愛知県豊田市
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 囲碁の井山裕太天元(28)=棋聖、本因坊、王座、碁聖、十段=に一力遼七段(20)が挑む第43期天元戦5番勝負(西日本新聞社主催)の第1局は11日午前9時から、愛知県豊田市のホテルフォレスタで打たれた。午後6時7分、273手までで黒番の井山が中押し勝ちし、3連覇に向けて好スタートを切った。持ち時間各3時間のうち残りは両者ともに1分。第2局は27日に札幌市のホテルエミシア札幌で行われる。

 前期と同じ顔合わせとなった今期開幕戦。井山が5手目で早々に三々(17十七)に打つなど人工知能(AI)ソフトの影響も見せつつ序盤から激しい攻防を展開した。中盤以降は攻守が目まぐるしく入れ替わり、井山が白地を削りながら寄り付いて、一力に傾いていた流れを引き寄せた。

 両者持ち時間を使い果たす中、右上で激しいコウ争いが発生。コウ立ての多い井山が難解な局面を紙一重で制して勝負を決めた。立会人の彦坂直人九段は「日本のトップ争いにふさわしいハイレベルな戦いだった」と話した。対局の模様は西日本新聞ホームページで紹介している。

=2017/10/12付 西日本新聞朝刊=

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