井山が押し切り2勝目 天元戦第3局

天元戦第3局を制し、感想戦に臨む井山裕太天元(左)右は挑戦者の山下敬吾九段=23日午後5時20分ごろ、佐賀県鹿島市の祐徳稲荷神社
天元戦第3局を制し、感想戦に臨む井山裕太天元(左)右は挑戦者の山下敬吾九段=23日午後5時20分ごろ、佐賀県鹿島市の祐徳稲荷神社
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天元戦第3局を制し、感想戦で和らいだ表情を見せる井山裕太天元=23日午後5時20分ごろ、佐賀県鹿島市の祐徳稲荷神社
天元戦第3局を制し、感想戦で和らいだ表情を見せる井山裕太天元=23日午後5時20分ごろ、佐賀県鹿島市の祐徳稲荷神社
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 囲碁の井山裕太天元(29)=棋聖、本因坊、王座、十段=に山下敬吾九段(40)が挑戦している第44期天元戦5番勝負(西日本新聞社主催)の第3局が23日午前9時、佐賀県鹿島市の祐徳稲荷神社で始まり、午後4時27分、140手までで白番の井山が中押し勝ちし、対戦成績を2勝1敗とした。

 持ち時間各3時間のうち、残り時間は山下2分、井山3分。第4局は12月10日、兵庫県洲本市のホテルニューアワジで打たれる。

 初手は、黒番の山下が右上隅小目(17四)に打ち下ろした。井山の白12(15四)の一間高ガカリから右上隅で戦いが始まり、序盤から激しい攻防に。山下が右辺の黒を連絡したのに対し、手厚くなった井山は白48(12五)から黒の大石を攻めた。山下も黒55(11七)と切って反撃したが、井山は白56(9三)と落ち着いたカケツギで対応。その後も黒の大石への攻防が続き、最後は井山が白126(10一)で打ち取った。

 立会人の坂口隆三・九段は「序盤の折衝で山下九段の打ち方がまずく、井山天元が打ちやすくなり、ずっと主導権を持って押し切った」と話した。

右辺、経験のない戦い

 井山裕太天元の話 最初の右辺の戦いは自分自身、経験のない戦い。白56(9三)の局面で相手にいい手がなければ、こちらも戦えそうかと。その後は正しく打てたか分かりませんが、こちらがやれそうに思いました。

自分の石をさばけず

 山下敬吾九段の話 右辺での戦い方で、捨て石の筋などでもう少しうまくやれないかと読んでいたが、白56(9三)とされ、自分の石がさばけなかった。実戦の進行では、こちらがまずすぎた。その後は全くだめです。

=2018/11/24付 西日本新聞朝刊=

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