タフネゴシエーターになるためのビジネス英語を身につけよう!

こんなとき、英語でどう切り抜ける? 柴田真一著
こんなとき、英語でどう切り抜ける? 柴田真一著
写真を見る

 ビジネス英語を身につけたい人のための実用書だ。著者の柴田真一氏はNHKラジオ講座「入門ビジネス英語」の講師であり、銀行員としてロンドン15年、ドイツ5年の海外勤務を経験している。前著「一流は、なぜシンプルな英単語で話すのか」ではビジネスシーンで求められているのは「plain English(わかりやすい英語)」だといい、厳選された単語やフレーズを紹介し好評を博していた。

 続く本書「こんなとき英語でどう切り抜ける?」は、ビジネスの交渉シーンに絞って、実用的な言い回しを紹介している。 真剣に英語力をアップさせ、ビジネスに活用したいと考えている人のために書かれた本だ。

 「相手がこちらの提案に反対しているとき」「競合より不利とわかったとき」「言いにくいことを伝えたいとき」など、実際のビジネスコミュニケーションを想定した全10章に分かれていて、各章の巻末にコラムが2本ずつ収められている。このコラムが実に面白い。「一目置かれる存在になろう」「相手の怒りを鎮める作戦」など、著者の豊富なグローバルビジネス経験からくるエピソードなのだが、思わず首肯するものばかり。

 NHKの番組で人気講師となっているだけに、著者の解説は具体的で、説得力がある。相手の意見をどの程度受け入れるか、自分の反論にどう説得力を持たせるか。タフネゴシエーターになるためのビジネス英語が詰め込んである。

 帯には「大丈夫。中学英語の単語でじゅうぶん打開できます」と書いてあるが、もし難しいと感じるなら、前著「一流は、なぜシンプルな英単語で話すのか」と併せて読むといいだろう。いずれにせよ、ビジネス英語を身につけ、仕事で活かしたいと考えている人なら、一読の価値がある。


出版社:青春出版社
書名:こんなとき、英語でどう切り抜ける?
著者名:柴田真一
定価(税込):1,069円
税別価格:990円
リンク先:http://www.seishun.co.jp/book/18936/


西日本新聞 読書案内編集部

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]