成功する人の口癖は「○○○○○」! 使う言葉ひとつがあなたを変える

『20代で人生が開ける「最高の語彙力」を教えよう。』千田琢哉著
『20代で人生が開ける「最高の語彙力」を教えよう。』千田琢哉著
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 「口は災いの元」などというが、その逆もあり得るのではないだろうか。つまり、口にする言葉ひとつがあなたの人生を狂わせることもあれば、より輝かせることもあるのだ。

 そんな「語彙力」の重要性を説いているのが本書の著者・千田琢哉氏。著者はコンサルティング会社で1万人以上のビジネスパーソンを相手にしてきた経験を活かし、140冊を超える著書を出版している当代きってのビジネス作家だ。

 著者は「上質な人生を創りたければ、上質な言葉を発し続けることだ」と述べている。本書には、著者自身や成功した経営者達が実際に口にしていた、文字通り珠玉の言葉が収められているのだ。

 たとえば、「釈迦(しゃか)に説法になりますが」という言葉。著者はこの言葉に幾度となく助けられてきたという。「釈迦に説法」とは、釈迦に仏道を諭すように、その道の「権威」へ教えるという愚かな行為を指す慣用句だ。

 社会人になりたての頃、著者は社長など地位の高いクライアントを相手にする仕事に就いていたため、意識してこの言葉を使っていたという。「釈迦に説法ですが……」と前置きし、敬語を使っていれば、生意気なことを言っていてもほぼ100%の確率で許されたそうだ。著者は、この言葉のおかげで契約も途切れなかったし、取引先も数多く紹介してもらえたのだと振り返っている。

 目上の人へ進言する行為は高所での綱渡りに近い。一歩選択を誤れば身を滅ぼす。しかし、「釈迦に説法」とへりくだることで目上から好かれ、より高みへ導いてもらえるということだろう。

 また、難しい言葉ではないが、「おかげさまで」という表現も本書の中でピックアップされている。長期的な成功者の口癖を観察してみると、「おかげさまで……」という台詞がもっとも多く聞かれたのだという。20代でこのことに気づいた著者は、真似をして何かある度に「おかげさまで」と口にするようにしたところ、驚くほど人とお金が吸い寄せられてきたのだそうだ。

 本書には他にも、「20代でこれを使いこなせれば、確実に一目置かれるであろう」と深くうなずける表現がいくつも散りばめられている。もちろん、30代、40代、いやもっと上の世代にとっても収穫は大きいだろう。それこそ「釈迦に説法」かもしれないが、一読に値するビジネス書だ。


出版社:学研プラス
書名:20代で人生が開ける「最高の語彙力」を教えよう。
著者名:千田琢哉
定価(税込):1,404円
税別価格:1,300円
リンク先:https://hon.gakken.jp/book/1340661500

 西日本新聞 読書案内編集部

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