ひょっとして更年期障害? 手元に置いておきたいヒント本

『Dr.クロワッサン 女性ホルモン力で元気に、若々しく。』マガジンハウス編 対馬ルリ子監修
『Dr.クロワッサン 女性ホルモン力で元気に、若々しく。』マガジンハウス編 対馬ルリ子監修
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 顔がほてって汗をかく。ペットボトルの蓋が開けられない。日中頭が回らなくて仕事に集中できない。最近何だか調子が悪い。そうした体の不調は、女性ホルモンによるものかもしれない。「ひょっとして更年期障害かも?」と思う女性におすすめしたいのが、3人の医師が監修に携わった本書である。女性ホルモンと更年期の基礎知識から更年期障害を和らげる方法、さらに更年期症状の改善と健康維持に役立つ簡単レシピまで、情報満載で女性の元気をサポートしてくれる一冊だ。

 まず、更年期の症状に悩まされている南野陽子さんと、女性ホルモンの第一人者である、産婦人科医師の対馬ルリ子さんの対談から始まる。「45歳くらいにガクンと来た」という南野さんに、同年代の女性は共感を覚えることだろう。「かかりつけの婦人科を持ち、何でも相談するトータルヘルスケアが大事」という対馬医師の言葉は、かかりつけ医がいない女性にはキーポイントとなりそうだ。ホルモン補充療法や漢方薬についても医学的観点から詳しく述べられている。

 続いて登場するのが、産婦人科専門医であり婦人科スポーツドクターの高尾美穂さん。女性の健康・美容に深く関わる「エクオール」と、すきま時間にできるヨガを紹介する。医師の関心も高いエクオールについて、ぜひ本書から正しい知識を学んでいただきたい。さらに、管理栄養士であり、料理研究家でもある検見崎聡美さんによる食事のコツと、日々の生活に簡単に取り入れられる料理レシピが紹介されている。

 順天堂大学医学部付属浦安病院泌尿器科教授、辻村晃さんの「女性ホルモンがなくなった後の体を助けてくれるのが男性ホルモン」という、実は頼れる男性ホルモンの話は、女性にとって目からウロコではないだろうか。

 女性ホルモンが体に与える影響力は思っている以上に大きいもの。パートナーや家族になかなか理解してもらえないときには、医療機関など専門家に頼ることも一つの手段だ。「それはちょっとハードルが高い……」と思うとき、まずは手元に本書を用意しておき、思い立ったときにパラパラと読める状態にしておくといいだろう。


出版社:マガジンハウス
書名:Dr.クロワッサン 女性ホルモン力で元気に、若々しく。
著者名:マガジンハウス編 対馬ルリ子 監修
定価(税込):850円
税別価格:787円
リンク先:https://magazineworld.jp/books/paper/5282/

 西日本新聞 読書案内編集部

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