柔軟な発想を手に入れよう! 大人が夢中になれる新感覚の参考書

『謎解き×5教科攻略 中学2年生からの脱出』学研プラス・編
『謎解き×5教科攻略 中学2年生からの脱出』学研プラス・編
写真を見る

 東大生クイズ王・伊沢拓司氏が率いる知的集団「QuizKnock」が、中2の英・数・国・理・社の5単元の問題を、「謎解き」の形式で出題する、新感覚の参考書だ。一風変わった謎解き問題と、各単元の学習内容をまとめたヒントページが交互になっていて、問題が難しいときはヒントページから手がかりを探して解くことができる。ヒントページには各単元の要点がこれでもかというほどに掲載されており、知識が自然と頭に入る仕組みになっている。

 例えば、社会からの問題。[?]に入る文字は何かわかるだろうか。
北→エ
東→ミ
西→ヨ
南→[?]

 この問題のヒントページで学べることは、日本の位置や範囲、領土問題などである。1つの謎解きからさまざまな知識を身につけることができるとは驚きだ。解けたときには爽快感があり、どんどん次の問題が解きたくなる。謎を解くためには学習知識が必要になるため、勉強も同時にはかどるという仕組みになっている。

 タイトルに「5教科」「中学2年生からの脱出」とあるので、中学生向けかと思う人も多いだろう。だが、本書を侮ってはいけない。むしろ大人にこそ手に取っていただきたい一冊である。最近は、さまざまなクイズ番組が人気を博しており、家族や友人と見る機会も増えてきた。そうした場面で、一番に答えられたらうれしいものだし、家族や友人とのコミュニケーションの幅も広がる。だが、なかなかひらめかない、答えが提示されても内容がわからない、ということはないだろうか。

 人は年を取るとどうしても頭が固くなる傾向にある。柔軟な発想には豊富な知識が鍵となる。本書には、中学生の視点から見ると謎解きという楽しさが、大人の視点から見ると豊富な知識の宝庫という魅力が詰まっているのだ。「脱出」というタイトルは大人に向けたメッセージと捉えるべきかもしれない。

 本書と同時に『中学1年生からの脱出』も発売されている。中学の学習内容を思い出しながら、取り組んでみてはいかがだろうか。


出版社:学研プラス
書名:謎解き×5教科攻略 中学2年生からの脱出
著者名:学研プラス・編
定価(税込):1,512円
税別価格:1,400円
リンク先:https://gakken-ep.jp/extra/nazotoki5kyouka/

 西日本新聞 読書案内編集部

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]