子育て中の人は要注意!あなたの「貧困体質」は遺伝する

『「稼ぐ子」に育てるために今すぐやめる24のタブー』午堂登紀雄著
『「稼ぐ子」に育てるために今すぐやめる24のタブー』午堂登紀雄著
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 金銭教育の重要性が叫ばれて久しい。教育というと、なにかを「教える」と考えがちだが、しつけも含め、子供と日々どう接しているかといったことの方が大事だ。本書は、10年間にわたり、富裕層の思考と行動を調査した結果わかった24のタブーを取り上げて解説している。試しに、次の3つの項目を見て、あなた自身の方針とおなじかどうか比べてほしい。

 「無駄遣いを叱る」
「借金はダメ」
「株には手を出すな」

 これを見て、その通り、そういうことをやっちゃダメだ、堅実に生きるのがいちばんだ、と思った場合は、要注意。あなたは「貧困体質」である可能性がある。本書の各項目のタイトルは、ここに挙げた「 」の下に「をやめる」と、ついている。つまり、無駄遣いはダメだと叱ることをやめろという話だ。

 冒頭に「お小遣い」をやめるという項目があって、本書の基本姿勢はそこに集約されている。お小遣いをもらうということは、その範囲内でやりくりすることを意味する。これはサラリーマン的な発想だ。収入の上限を意識し、お金が理由であきらめるという習性が身についてしまう。

 そんなこと言っても、お金持ちは際限なく物を買いあたえることができるかもしれないけど……と思うかもしれない。しかし、心配はいらない。本書では、お小遣いをやめた方がいい理由を述べたあと、どのようにすればいいかという指針も示してくれる。また、お小遣いをあげた方がいいケースも例示され、あげるなら、このようにした方がいいといった点まで解説されている。たとえば、お小遣いはまとめて渡す方がいいといった具合に。

 そうか、まとめて渡せば、小遣い帳もつけるようになるだろうしね、と思ったら、すぐあとに、「小遣い帳」をやめるとある。成功する人は小遣い帳(大人で言えば、家計簿)をつけない。どうして、と疑問に思ったら、あなたは「貧困体質」である可能性が高いので、本書に目を通してみるといい。あなたの習性が子供に受け継がれてしまわないうちに。


出版社:マガジンハウス
書名:「稼ぐ子」に育てるために今すぐやめる24のタブー
著者名:午堂登紀雄
定価(税込):1,404円
税別価格:1,300円
リンク先:https://magazineworld.jp/books/paper/3027/

 西日本新聞 読書案内編集部

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