手首の不調は上半身の不調!?肩こりを根元から改善する3つの体操

『こりの原因は手首にあった 肩こりはもまずに治せる!』清水賢二著
『こりの原因は手首にあった 肩こりはもまずに治せる!』清水賢二著
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 スマホやPCを手放せない現代日本人。そのせいで、酷い肩こりに悩んでいる人も多いだろう。整体やマッサージに通って一時的にはラクになっても、3日後にはまた地獄の痛みにさいなまれ、再びマッサージ店のお世話になる…。それもそのはず、肩こりを根本的に治すためには、肩をもむのではなく「手首をほぐしてアーチ状に整えること」が重要だという。

 本書の著者は、「ゴッドハンド」と呼ばれる施術で3ヵ月待ちの人気を誇る理学療法士・清水賢二氏。著者はのべ1万人を施術する中で、肩こりの酷い人は手首がガチガチに凝り固まり、本来は親指と小指が向き合ってアーチ状になるはずなのに、平らになっていることに気づいたそうだ。実は、手の甲や掌は上半身を覆う筋膜(=筋肉をはじめ全身を覆う膜)の要となっており、PC作業などで手首に過剰な負担がかかって手首のアーチが崩れるとその筋膜がヨレてしまうため、筋肉がスムーズに動かなくなり、頭痛や肩こり、眼精疲労といったさまざまな不調が引き起こされる。意外や意外、肩こりの原因は本当は手首にあったのだ。

 そこで著者は手首のアーチ崩れを整える3つの体操を考案。まずはすっかり硬くなった掌の筋肉をほぐし、下がった手首を持ち上げる。そして最後に、手首アーチを作った状態でまず肩を引き上げ、そのまま後ろへ引き、さらにもっと上へ引き上げて10秒キープし、”肩こり筋”と呼ばれる肩甲挙筋を刺激する。それだけで肩こりが劇的に改善するという。長年頑固な肩こりと頭痛に悩まされていた50代の女性は、3つの体操を1週間ほど続けたところふっと肩が軽く感じ、高いところの物を取るのが苦ではなくなったというから驚きだ。

 しかも、手首アーチの体操による恩恵は肩こり・頭痛の改善だけではない。顔の歪(ゆが)みが整って小顔になったり、猫背が改善したり、二の腕の筋膜がピンと張ってたるみが解消したり、筋肉が緩んで眠りが深くなったりといいことずくめだ。健康によし美容によし、一石二鳥の体操といえるだろう。

 肩がずっしり重いと疲れやすくなる上、仕事や趣味はおろか普通に生活することすら億劫(おっくう)になる。「もう肩こりは治らない」と諦めている人にこそ、ぜひ薦めたい一冊だ。

 ちなみに、著者は福岡市のサロンで施術を行っているが、サロンを訪れる前に、まずは著者考案の手首アーチを自然にキープする効果のある本書付録の“手首アーチ着圧サポーター”を試してみてはどうだろうか。


出版社:講談社
書名:こりの原因は手首にあった 肩こりはもまずに治せる!
著者名:清水賢二
定価(税込):1,512円
税別価格:1,400円
リンク先:http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000312895

 西日本新聞 読書案内編集部

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