第19期 女流王位戦

両者プロフィール

石橋幸緒女流王位 タイトルを守りたい
 女流王位戦には何回か出ましたが、今期は防衛戦で、初めて違う立場で出場することになりました。ただ三年連続同じカードで、清水女流二冠の挑戦もかなりの確率で想定していましたので、いつも通りに自分の将棋でどうぶつかっていくかだけです。立場の違いは意識していません。周囲の応援してくださる方々には「タイトルは守って一人前。気前よく返さなくてよい」と言われました。また挑戦するのは大変なので、今年だけはタイトルを守りたいです。
 いしばし・さちお  1980年、東京都小金井市生まれ。清水二冠に入門し、93年、女流プロ2級。2004年女流四段。96年の第7期女流王位戦でタイトル戦初出場。99年の第21期女流王将戦で当時の清水女流王将を下して初タイトルを獲得した。第13、16、19回レディースオープントーナメント戦優勝。女流王位戦では前期、4回目の挑戦で初めて奪取し、タイトル数は合計2期。居飛車党の攻め将棋だが、最近は振り飛車も指す。日本女子プロ将棋協会(LPSA)所属。


清水市代女流二冠 盤上没我で臨みたい
 挑戦者は久びさでわくわくしています。私にとって、秋は女流王位戦。今年も五番勝負に出られるのがうれしいです。昨年、みなさんに来年も来てくださいと言われ、その約束が果たせてホッとしています。今期は盤上はもちろん、女流棋士として大切なことは何か、確認できるシリーズにしたいと思っています。石橋女流王位についてはこれから最近の将棋を研究したり対策を考えますが、今期は師弟の縁を断ち切り、盤上没我で対局に臨みます。
 しみず・いちよ 1969年、東京都東村山市生まれ。故高柳敏夫名誉九段に入門し、85年、女流プロ2級。2000年、女流棋士としては初の女流六段に。1987年、第14期女流名人位戦で初タイトルを獲得。96年には女流王位、女流名人、女流王将、倉敷藤花を独占して全冠制覇を達成。女流王位は通算13期獲得。女流王位戦、女流名人位、女流王将、倉敷藤花で男性の永世に匹敵する「クイーン」の称号を持つ。タイトル獲得数は40。現在は女流王将、倉敷藤花。居飛車の急戦が得意。日本将棋連盟女流棋士会所属。