西日本新聞が新メディアに参加 米発祥SNS「スティーミット」 多言語で「あなたの特命取材班」配信

スティーミットの利用者らが集まる交流会で配布されたグッズ
スティーミットの利用者らが集まる交流会で配布されたグッズ
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 西日本新聞は、読者からの評価に応じて記事を書いた人に報酬が支払われる米国発祥の会員制交流サイト(SNS)「Steemit(スティーミット)」に27日から参加する。読者の疑問や告発に調査報道で応える「あなたの特命取材班」などの記事を日本語や英語、韓国語で発信する。

 スティーミットは2016年にサービスを開始。良質な記事と評価した利用者の数などに応じて、仮想通貨に換金可能なポイント「トークン」が投稿者らに与えられる仕組み。同方式のSNSへの参加は日本の新聞社で初めてとみられる。

 同サイトはインターネット上で公開されており、誰でも無料で閲覧可能。利用者登録をすれば記事に評価を下せる。利用登録者数は米国や韓国などで累計70万人以上。日本語や日本関連の記事も1日200件前後が投稿されている。

 海外ではスティーミット以外にも、トークンを活用したウェブ上の報道サービス「Civil(シビル)」が今春にも運用開始を予定するなど、従来の課金制や広告収入とは異なる方式で収益を確保するニュース媒体が誕生しつつある。

 ネットの普及に伴い、広告収入を目当てに事実と異なる話をニュースのように編集した「フェイクニュース」や無断転載記事が飛び交う現代。本紙はスティーミットへの参加を、良質なジャーナリズムを維持するための実験と位置付けている。

=2018/02/27付 西日本新聞朝刊=

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