平均律クラヴィーア曲集第1巻を演奏 チェンバロの小林道夫 27日、大分市

今回の演奏に先立ち、平均律クラヴィーア曲集について解説する小林道夫=7月、大分市
今回の演奏に先立ち、平均律クラヴィーア曲集について解説する小林道夫=7月、大分市
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 チェンバロ奏者小林道夫=大分県由布市在住=がJ・S・バッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻全曲を弾く演奏会が27日午後6時半、大分市のiichiko総合文化センター・音の泉ホールで開催される。バッハ演奏で名高い小林が難曲をどう聴かせるのかが注目される。

 平均律クラヴィーア曲集第1巻はハ長調から始まる24の全ての調性による前奏曲とフーガで構成。19世紀の音楽家ハンス・フォン・ビューローが旧約聖書に例えたことでも知られる。

 平均律は、現代では一般的にオクターブを12等分した音律を意味するが、小林によると、原題で「平均律」と和訳された言葉は「上手に加減された」という意味。古楽が盛んになり、これまで曲に合わせたさまざまな調律法が考えられてきた。当日は、楽器製作家の百瀬昭彦が調律する。

 今回の関連企画でバッハに関するレクチャーを3日に行った竹井成美宮崎大名誉教授(西洋音楽史)はこの曲について「いかにテーマを左手と右手で受け継いで一つに聴こえるように表現するかなど1曲を弾きこなすだけでも大変。それを一晩で弾きこなす演奏会は、聴く側も心して聴く価値が十分にある」と語る。全席指定3千円。25歳以下1500円。同センター=097(533)4004。

=2017/09/16付 西日本新聞夕刊(娯楽面)=

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