ゴッタンと奄美竪琴でライブ 9日から福岡県内3カ所で

竪琴を演奏する盛島貴男
竪琴を演奏する盛島貴男
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ゴッタン奏者のテラバル仁太
ゴッタン奏者のテラバル仁太
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サカキマンゴー
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よみがえる弾き語りの芸

 南九州の民俗楽器、ゴッタンの奏者であるテラバル仁太、サカキマンゴー=ともに鹿児島県姶良市=と幻の楽器、奄美竪琴(たてごと)の盛島貴男=同県龍郷町=の3人によるライブが9日から福岡県内3カ所で開かれる。放浪芸の流れを引く、弾き語りの芸がよみがえる。

 ゴッタンは「箱三味線」ともいわれ、三味線の皮の部分が木製の板になっている。江戸初期ごろ、薩摩藩時代に生まれ、安価なことから「何がなくともゴッタン」と言われたように民衆楽器として親しまれていた。

 奄美竪琴は普通の琴の半分くらいの長さ約1メートルで、弦は鉄製だ。この短い竪琴がいつどこで生まれたのか不明だ。ただ、奄美生まれの盲目の唄者(うたしゃ)だった里国隆(1918~85)が使用していたことで知られるようになった。盛島は十数年前、里の遺族から竪琴を借り、手作業で製作し、復活させた。製作だけでなく、同じ唄者として精力的に活動している。

 ステージではそれぞれが地元の民謡、島唄やオリジナル曲を歌いながら演奏する。サカキはアフリカの民族楽器、親指ピアノの奏者でもあり、ゴッタンと親指ピアノを披露する。ゴッタン、奄美竪琴を直接、聴く機会は少ないだけに見逃せない貴重なライブになりそうだ。

 サカキは「時々、3人でツアーをしています。南九州の伝統音楽の魅力を生で聴いてもらいたい」と話している。

 公演は次の通り。▽9日午後7時、田川市のアートスペース「コメグラ」。入場料は投げ銭▽10日午後2時、同6時の2回、福岡市中央区の鳥飼八幡宮。1500円▽11日午後5時半、福津市の海心寺。1500円。

=2018/03/08付 西日本新聞夕刊(娯楽面)=

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