夕方ニュース 相次ぎ衣替え 福岡の各放送局が新番組

KBCが3月末に開催した新番組紹介イベント。公募参加の視聴者にインターネットでの発信を呼びかけた。長岡大雅アナは左から3人目=福岡市
KBCが3月末に開催した新番組紹介イベント。公募参加の視聴者にインターネットでの発信を呼びかけた。長岡大雅アナは左から3人目=福岡市
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TNC「ももち浜S特報ライブ」の進行役、小野彩香(左)と山口喜久一郎アナ
TNC「ももち浜S特報ライブ」の進行役、小野彩香(左)と山口喜久一郎アナ
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RKBの田中みずきアナウンサー(手前右端)ら「今日感モーニング」の出演者
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4月から「夕方の顔」となったNHK福岡の中山庸介アナ(右)と松崎洋子キャスター
4月から「夕方の顔」となったNHK福岡の中山庸介アナ(右)と松崎洋子キャスター
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 4月の番組改編で、在福岡各放送局は平日夕方時間帯を中心にテレビのニュース・情報番組のリニューアルを図った。地元密着と分かりやすい報道重視で競い合い、新顔の進行役登場が相次いだ。

KBC バラエティーと融合試み

 今春、KBC九州朝日放送が制作した番組宣伝が業界関係者の話題になった。福岡タワー(福岡市早良区)そばの海面から長岡大雅アナウンサーが姿を現す映像で、コピーは「福岡の夕方を、この男が変える」。タワーのある百道浜地区にはTNCテレビ西日本とRKB毎日放送が本社を構える。「挑発的だ」と某局幹部が苦々しげに語った。

 KBCは1992年から25年半続いたニュース番組「ニュースピア」を衣替えし、新番組「シリタカ!」を2日に始めた。番組名に方言を付けて地元への愛着を強調。深夜の人気番組「ドォーモ」に出演してきた長岡アナを進行役に起用しててこ入れを図った。坂井剛総合編成局次長は「福岡目線でバラエティーとニュースを足して2で割ったような新しいタイプの番組を目指す」と狙いを語った。

TNC 「全国区の顔」を進行役に

 一方、迎え撃つTNCは「ももち浜ストア夕方版」を、「瞬発力を持って伝える」意味合いを込め「ももち浜S特報ライブ」に改称した。フジテレビの「めざましテレビ」で活躍したフリーアナウンサーの小野彩香を進行役に投入。山口顕プロデューサーは「福岡の夕方帯は競争が激しくなったが、必ず勝ち上がる」と意気込む。

RKB 福岡初の「ワンマンショー」

 RKBは午後の情報番組「今日感テレビ」で男女ペアだった進行役を2日から田畑竜介アナウンサーに一本化し、「福岡初のワンマンショー番組」と打ち出した。午前は新たに「今日感モーニング」を開始。百道浜から放送する“本家”との違いを際立たせて、武田早絵(月~木曜)・田中みずき(金曜)両アナの進行で都心・天神のラジオスタジオから伝えていく。田崎尚登プロデューサーは「スタジオ外にマイクがあり一般の人にも参加してもらい、双方向の番組にしたい」と語る。

NHK エンタメ、文化にも踏み込み

 NHK福岡は「平日朝は九州・沖縄、夕方は福岡県内のニュースを深掘りする」(城本勝局長)と時間帯でニュースの性格を分けた。夕方の「ロクいち!福岡」は井上二郎・林田理沙両アナの異動に伴い、2日から中山庸介アナ・松崎洋子キャスターに交代。「エンタメ、文化にも踏み込んでいく」という。朝の「おはよう九州沖縄」は気象予報士でもある佐々木理恵キャスターが担当し、気象情報を充実させていく。

TVQ 週末に自社制作集中

 こうした動きをよそにTVQ九州放送は「週末はもっともっとTVQ」をキャッチフレーズに掲げ、土、日曜に地元密着の自社制作番組を集中させ、ホークス情報を中心にした生放送の「Fan!Fun!スポーツ」を7日にスタートさせる。

 FBS福岡放送は目立った番組改編は実施していない。

=2018/04/04付 西日本新聞夕刊(娯楽面)=

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