初夏の古都奈良、薪御能が始まる 優雅な舞、観客ら酔いしれる

 薪御能で上演された室生流の「俊成忠度」=18日夜、奈良市の県文化会館
薪御能で上演された室生流の「俊成忠度」=18日夜、奈良市の県文化会館
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 古都に初夏の到来を告げる伝統行事「薪御能」が18日、奈良市の春日大社などで始まった。優雅な舞に観客らが酔いしれた。

 薪御能は、平安時代の869年、興福寺の「修二会」で猿楽が演じられたのが始まりで野外能の起源とされる。奈良発祥の観世・金春・宝生・金剛の4流派が能を披露し、狂言も演じられる。

 2日間にわたって開催。初日の午前は春日大社で能が上演されたが、午後は雨が予想されたため舞台を興福寺南大門跡から県文化会館へ移動。興福寺衆徒が吹くほら貝の音で始まり、平家物語の一場面を表した「俊成忠度」(宝生流)などの芸が披露された。

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