奈良時代の乾漆像と判明 愛媛・大洲の毘沙門天

 愛媛県大洲市の如法寺が所蔵する毘沙門天立像(奈良国立博物館提供)
愛媛県大洲市の如法寺が所蔵する毘沙門天立像(奈良国立博物館提供)
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 奈良市の奈良国立博物館は1日、愛媛県大洲市の如法寺が所蔵する毘沙門天立像が奈良時代の木心乾漆像であることが分かったと発表した。奈良時代の乾漆像が新たに見つかるのは珍しく、調査した同博物館の岩田茂樹上席研究員は「小さい仏像だが歌舞伎役者のような躍動感がある」としている。これまで文化財指定は受けていなかった。

 同博物館によると、像は高さ約30センチで、木くずなどを混ぜた漆を塗った木心乾漆造りだった。乾漆造りが奈良時代に流行したことや、甲冑をまとっている点、彩色の技法などから奈良時代中期ごろと断定した。

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