5年半ほど禁煙し、昨年から再びたばこを吸い始めた

 5年半ほど禁煙し、昨年から再びたばこを吸い始めた。禁煙ブームや受動喫煙対策が進む中、周囲からは「もったいない」「ばかじゃないか」と散々な言葉を頂いた。

 きっかけは昨年4月の熊本地震だった。デスクとして現地に入って仕事をしているとき、愛煙家の後輩から「1本どうですか」と勧められた。その後、自分で買うようになり、事件事故の発生など切迫した業務をこなすたびに本数が増えた。今年7月の九州北部の豪雨でも、たばこで心を少し落ち着かせた。吸えば肺がんや肺気腫になりやすく、心臓にも悪いとされている。ただ、ささくれた心を癒やしてくれることも確かである。

 禁煙したから飲食店での副流煙の臭さは分かっている。たばこを吸わない人の気持ちも分かる。とにかくマナーには気を付けている。だから、たばこを吸うというだけで冷たい目で見るのはやめて、というのは意志の弱さの責任転嫁か。 (稲田二郎)

=2017/08/13付 西日本新聞朝刊=

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