博多祇園山笠で有名な櫛田神社(福岡市)界隈(かいわい)がこの冬一気に華やいだ

 博多祇園山笠で有名な櫛田神社(福岡市)界隈(かいわい)がこの冬一気に華やいだ。11月上旬、神社正面にオープンした博多伝統芸能館は十数人のきれいどころを抱える博多券番の新拠点。お座敷前、粋な和服の姐(ねえ)さんたちが行き交う姿は京にも劣らぬみやびやかさだ。

 「夢がかなったわぁ」。完成式典の日、若い芸妓(げいぎ)と笑い合っていた芸妓代表のこまこさん。以前、地元のフォーラムで「櫛田神社の周辺は雰囲気がいい。あそこに芸を披露する場所ができたら」と語っていた。新けいこ場は約30人収容の小劇場機能を備え、博多にわかや博多独楽(こま)など他の芸能にも活用されるという。

 あの時の「夢物語」が、たった2年で現実となったことに都市の力を感じる。2019年のラグビーワールドカップ日本大会など国際イベントを控え、和の魅力を満喫できる施設は注目の的。観光都市として生き残るためにこれをどう生かすか。舞台準備を見守りたい。 (益田孝)

=2017/12/08付 西日本新聞朝刊=

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