大みそかの熱気がうそのように静まりかえっていた

 大みそかの熱気がうそのように静まりかえっていた。北九州市八幡東区のテーマパーク「スペースワールド」が閉園して1カ月。隣の商店街に足を運ぶと、男性店主が「歓声が聞こえなくなった」と寂しそうにつぶやいた。

 約24ヘクタールの広大な跡地には、イオンモール(千葉市)が大型複合施設の整備を計画している。アウトレットモールが入るとみられるが、施設の内容や開業時期は未定という。

 人口減少が進む北九州市。地元経済界は巨大商業施設の進出を懸念するが、「来てくれる企業があるだけでもありがたい」(市議)との声も強い。テーマパーク存続を求めて活動してきた地元企業経営者は「閉園はひっくり返せない」として活動を休止した。

 イオンモールは地元住民に「子どもや若者が集まり、交流人口増加に寄与するものにしたい」と説明したという。市民の思いをくんだ施設ができることを、一市民として願っている。 (野村創)

=2018/02/01付 西日本新聞朝刊=

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