来月開幕する高校野球選抜大会で、延長タイブレーク制が初めて導入される

 来月開幕する高校野球選抜大会で、延長タイブレーク制が初めて導入される。これで課題とされる選手の健康不安が解消されるとは思わないが、改善に向け一歩踏み出したことは評価したい。

 「試合がつまらなくなる」などと不安視する声も一部にあるが心配はしていない。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)などの国際大会や社会人野球では導入済み。昨年11月のアジアプロ野球初戦で、日本代表はタイブレークの延長十回、福岡ソフトバンクホークス上林誠知選手の3ランで追いつき、その勢いで韓国にサヨナラ勝ち、選手もファンも大喜びした。

 高校野球は、バットが木製から金属へ変わり、甲子園球場のラッキーゾーンも姿を消した。それでも球児のひたむきな姿は変わることなく、毎年ドラマが生まれている。私が心配しているのは、制度導入に満足して改革が進まないこと。杞憂(きゆう)に終わることを願っている。 (麻生禎司)

=2018/02/12付 西日本新聞朝刊=

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