6日深夜、台湾東部の拠点都市、花蓮を大地震が襲った

 6日深夜、台湾東部の拠点都市、花蓮を大地震が襲った。台北支局勤務時に何度か訪れ、倒壊した老舗ホテルにも家族で泊まったことがある。

 日本統治時代に港が築かれ発展した花蓮の町。今も当時の派出所跡や神社の石灯籠が残る農業移民村には九州からの入植者も多かったという。先住民族文化や大理石の断崖が連なる太魯閣(タロコ)峡谷で知られ、観光が主要産業だけに経済的打撃も大きいだろう。

 2年前の同じ日には、台湾南部の古都台南で大地震が起き、多くの犠牲者が出た。台南は今、災害の傷もほぼ癒やされ、大勢の観光客でにぎわっている。今回の地震では花蓮以外に被害はなく、台湾全土の交通機関や観光地も平常通りという。

 東日本大震災や熊本地震の際、多大な支援を寄せてくれた台湾。義援金の恩返しも大切だが、隣人として関心を持ち、観光や防災で協力することが何よりの復興支援になるだろう。 (小山田昌生)

=2018/02/18付 西日本新聞朝刊=

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