支局がある佐賀県鹿島市は、有名な観光地というわけではない

 支局がある佐賀県鹿島市は、有名な観光地というわけではない。しかし、連日のように訪日外国人が詰め掛ける人気スポットがある。日本三大稲荷の一つ祐徳稲荷神社だ。

 映画のロケ地になったことがきっかけで、3年ほど前からタイの観光客が訪れるようになった。「一過性のブームに終わらせてはならない」と、鍋島朝寿(ともひさ)権宮司(50)が、タイ語の案内板、おみくじ、絵馬と、下にも置かぬ「おもてなし」を次々と発案。口コミが好循環を生んでいる。

 今では商売繁盛を祈願する神事を組み込んだ社員旅行が定番化し、本殿で巫女(みこ)舞に見入り、作法にのっとって玉串を奉納する姿も珍しくない。

 先日は会員制交流サイト(SNS)などで影響力がある写真家や旅行社の幹部らが訪れた。「行程に鹿島を追加してほしい」とリクエストしてきたというから驚く。一行の“取材”も実に熱心だった。海外の人から地元の魅力を教わっている。 (笠島達也)

=2018/03/07付 西日本新聞朝刊=

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