「スマートフォンで原稿書いてみよう、俺なら健康よいかも」

 「スマートフォンで原稿書いてみよう、俺なら健康よいかも」。だめか。「これ」が「俺」に、「結構」が「健康」になってしまった。

 インタビューの後、相手の言葉を正確に引用し理解するため、録音した音声を聞き直し文字に起こす。これがつらい。録音時間の数倍の時間がかかる。良い方法があると、社会学者の岸政彦さんがネットで紹介していた。

 スマホの音声認識アプリを起動し、録音を聞きながら同じ内容をスマホに向けて話す。声質が一定なのでうまく認識するという。アプリを試した結果が冒頭の一文。私には無理だ。滑舌が悪すぎる。

 人工知能(AI)に録音音声を直接認識させる方法もあるが、まだ発展途上。ある情報サイトが、3種の音声認識AIをライター6人に評価してもらったら、5点満点で平均2点以下だった。実用化したら仕事の効率は大幅に向上する。頑張れAI、滑舌の悪い者の希望! (野中彰久)

=2018/03/08付 西日本新聞朝刊=

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