「銀河一いい先生」卒業生の言葉に号泣 深夜に作業…一人一人の笑顔、黒板アートに

 深夜の学校に、黒板とチョークのこすれる音が響く。怪談ではない。福岡市の中学校教諭は卒業式の日、教え子たちの最高の笑顔を教室の黒板に描いた。一人一人の思い出を振り返りながらの作業は、前々日から当日未明までかかったそうだ。睡眠は2時間ほどだったが、最後の日、子どもたちの喜ぶ姿に触れて「疲れも吹き飛んだ」と言う。

 この黒板アートの話題を卒業生の一人がツイッターに投稿した。「銀河一いい先生に出会えた」と記したことで瞬く間に拡散し、12万人以上が「いいね」と反応した。

 学校現場にはいじめや不登校といった重い課題の一方、教員の長時間労働、保護者や子どもたちの指導への不満など常に問題がくすぶる。いずれも答えは一つではない。黒板アートの先生は、生徒からの感謝の言葉に号泣した。学校とは結局、互いに認め合い、学び合う場なのだろう。教室での一幕が、そう教えてくれた。 (前田英男)

=2018/03/14付 西日本新聞朝刊=

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