秋晴れに恵まれた今年の「長崎くんち」

 秋晴れに恵まれた今年の「長崎くんち」。最終日の長崎市内の最高気温は27度に達し、船の曳(ひ)き回しなど演(だ)し物を奉納する踊町(おどりちょう)の関係者は「最高のくんち日和」と声を弾ませた。

 長崎で暮らすまで知らなかったが、くんちには7年に1度のペースで回ってくる踊町の他に「年番町(ねんばんちょう)」という仕組みがある。踊町を務めた町が4年後に担う習わしで、諏訪神社とお旅所の間を行き来するみこしのお供をするのが主な役目。私が暮らす麹屋(こうじや)町も今年の年番町の一つ。わが家も町内の一員としてスーツや着物、子どもたちは神職の装束で列に並んだ。

 次の踊町を3年後に控えたこのタイミングが絶妙だと感じる。船や踊といった演し物を披露するには、町内の年齢構成や人数を把握する必要がある。私も「3年後、何歳ですか?」と尋ねられた。今年のくんちは終わったばかりだが、わが町はもう次に向かって動いている。 (重川英介)

=2018/10/12付 西日本新聞朝刊=

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