亥(い)年の今年は12年に1度

 亥(い)年の今年は12年に1度、統一地方選と参院選が同じ年に行われる選挙イヤーだ。春の統一地方選で地方議員らが「選挙疲れ」を起こすため、夏の参院選は「自民党に不利だ」と言う人は自民党にも少なくない。党三役経験がある重鎮は「自分の選挙が終わったばかりの地方議員が、参院議員の選挙に懸命になるはずがない」と苦戦を予測する。

 一方で「直近2回の印象が強いだけだ」と言うベテラン議員もいる。第1次安倍政権時代の前回2007年参院選は与党が歴史的惨敗、自社さ政権時代の1995年も与党は苦戦したが、それ以前には与党が勝った年もある。

 安倍晋三首相は年頭、「イノシシは猪突(ちょとつ)猛進に見えて障害物をひらりとかわす」と語り、柔軟な政権運営を誓った。選挙に勝つことで苦境を乗り越えてきた安倍政権だが、今回も思惑通りになるのか。選挙で示される民意が政治を大きく左右する年になる。 (伊藤完司)

=2019/01/10付 西日本新聞朝刊=

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