本好きという秀太君(8)が

 本好きという秀太君(8)が、西日本新聞も手にするようになったきっかけは昨年秋の「イノシシ報道」だった。北九州市の砂防ダムに落ちて脱出できなくなった2頭のイノシシ。そのことをまずはテレビニュースで知り、父親から「新聞も伝えている」と教えられて以来、連日新聞で続報を探すようになった。行政によるイノシシ救出劇がどうなるか知りたかったからだ。

 秀太君は当初、無事救出を願ったが、続報や父親との会話を通じてイノシシが農作物を荒らす面があるのを知り、単純な問題でないことを理解した。最終的に救出されて続報が終わった後も、新聞で思いを巡らせた経験が良かったのか、本紙の「もの知りこどもタイムズ」の記事などを読み続けてくれている。

 ネット時代の今、新聞の存在価値が問われている。秀太君に「記事の継続性と多面的な内容をこれまで以上に磨いてね」と励まされた気もしている。 (西山忠宏)

=2019/01/24付 西日本新聞朝刊=

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