春の日差しを浴びながら鼻から思いっきり空気を吸い込む

 春の日差しを浴びながら鼻から思いっきり空気を吸い込む。くしゃみも鼻水も出ない。20年間近く、この季節には花粉症のひどい症状に悩まされてきたが、今年はマスクなしでも外出ができるほど症状がましになった。

 抗アレルギー薬を飲むと、眠くてたまらない。数年前からは秋の花粉の時期にもくしゃみが止まらず、うんざりしていた。「完治が期待できる」という触れ込みには半信半疑だったが、昨年夏にスギ花粉症の「舌下免疫療法」を始めてみた。

 花粉の成分を含む錠剤を1日1錠、口に含んでのみ込むだけ。今のところ副作用はない。効果が出るまで2、3年はかかるだろうと説明を受けていたので今年の春は効果を期待していなかった。病院の先生に話すと、「いい方の想定外だね」と笑っていた。

 どこまでが薬の効果か分からないし、まだ完治というまでには至らないが、春の空が明るく見える。 (伊藤完司)

=2019/03/26付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]