西鉄が有料の座席指定電車導入へ 平日夜、帰宅者向けに20年にも

 西日本鉄道が天神大牟田線の西鉄福岡(天神)駅を平日午後7~10時ごろに出発し、帰宅する通勤・通学客向けの有料座席指定電車を導入する方針であることが分かった。早ければ2019年初頭にも発表し、20年春にも運行を始める。九州の鉄道事業者としては、初めての取り組みとなる見通し。

 西鉄福岡から大牟田まで運行し、停車駅は利用者の多い西鉄久留米や西鉄柳川などを想定する。久留米駅まで停車しない専用電車を走らせるか、特急電車など通常ダイヤの一部車両を指定席にするかは検討中という。運行車両は2人掛けのクロスシートを備えた既存の3000形を使用し、運賃に追加する指定席料金は300~500円程度になる見通し。

 有料座席指定電車は、京王電鉄や西武鉄道が導入するなど、大都市圏で取り組みが広がっている。西鉄は鉄道の利用者が減少傾向にあることから、利便性向上で乗客の増加を図る。

 倉富純男社長は通勤時間帯も導入可能か検討したいとしており、「首都圏での取り組みは好評と聞いている。沿線住民を増やし、通勤通学の足としてもっと利用してもらえれば」と説明した。

=2018/12/11付 西日本新聞朝刊=

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