玄海原発「乾式貯蔵」きょう申請 九電、原子力規制委に

九州電力玄海原発(右から)3号機と4号機
九州電力玄海原発(右から)3号機と4号機
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 九州電力が、玄海原発(佐賀県玄海町)から出る使用済み核燃料を金属製容器に入れて敷地内で一時保管する「乾式貯蔵施設」の設置工事を、22日午後に原子力規制委員会に申請することが分かった。3号機の燃料貯蔵プールの容量を増やす工事計画の修正も同時に申請する。

 2018年に再稼働した3、4号機は使用済み燃料貯蔵プールに余裕がないのが課題だった。核燃料は13カ月ごとの定期検査で3分の1程度を入れ替えるため、現状では定期検査4~5回でプールがいっぱいになる見通し。青森県六ケ所村に建設中の日本原燃の核燃料再処理工場は稼働見通しが立たず、二つの工事によって保管場所を確保する。

 乾式貯蔵施設は電源を喪失した場合に冷却機能を失う恐れがある貯蔵プールより安全性が高いとして、規制委が設置を求めている。

 燃料プールの容量拡大の工事については、九電は10年に国に申請済み。東京電力福島第1原発事故を踏まえ13年に施行された新規制基準に合わせて計画を修正する必要があり、規制委に補正書を提出する。

=2019/01/22付 西日本新聞夕刊=

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