柳川に河川復旧拠点 国が整備へ、矢部川流域で初 [福岡県]

六合地区河川防災ステーションの整備イメージ図
六合地区河川防災ステーションの整備イメージ図
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柳川市六合地区の矢部川(手前)の堤防決壊現場=2012年7月14日
柳川市六合地区の矢部川(手前)の堤防決壊現場=2012年7月14日
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 2012年九州北部豪雨で矢部川の堤防が決壊し大きな被害が出た柳川市六合地区に、緊急復旧や水防活動の拠点となる「六合地区河川防災ステーション」を国が2020年度までに整備することが決まった。柳川市の金子健次市長と九州地方整備局の佐藤克英河川部長が20日、市役所で連携整備の確認書に調印した。

 県内では筑後川流域の久留米市と遠賀川流域の飯塚市に続き3カ所目、矢部川流域では初の整備となる。

 六合ステーションは、12年の堤防決壊現場に整備するのが特徴。2・7ヘクタールの敷地全体に9万5千立方メートルの土砂を盛り土し、堤防と同じ高さにする。そこにヘリポートや資材置き場を造成し、2トンブロック420個のほか、砕いた岩や土砂を大量に備蓄。九州道や有明海沿岸道路を利用し、矢部川だけでなく広域的な河川や地震災害時の復旧拠点にする。

 市も、敷地内に土のうや機材を置く水防施設を整備する。空いた敷地は、平常時はコミュニティースペースとして地域で利用でき、今後、活用法を検討する。

 12年の水害で、柳川市内では矢部川で1カ所、沖端川で2カ所の堤防が決壊。市域の約3分の1が冠水し、1281戸が床上・床下浸水した。

=2017/04/21付 西日本新聞朝刊=

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