自由で多様な表現60年 久留米市で書家・森さんが個展 [福岡県]

自らの作品について解説する森史陽さん(中央)
自らの作品について解説する森史陽さん(中央)
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 西日本書美術協会副理事長で、久留米連合文化会顧問の書家、森史陽さん(80)=久留米市津福本町=の傘寿を記念し、約60年の書作を振り返る個展が同市六ツ門町の久留米シティプラザで開かれている。入場無料。16日まで。

 森さんが修練を重ねた20代の書や、現在の作風の根幹になっている篆書(てんしょ)体の作品、古代中国の甲骨文字で書いた絵のような大作など自由で多様な表現の約60点が並ぶ。森さんは「型にはまらず、常に新しいものをと心がけてきた」と振り返る。

 会場には、妻の翠園さん(73)、長男で広島文教女子大教授の哲之さん(48)、長女の麻衣さん(38)の作品計約55点も展示している。哲之さんの作品「土砂」は、3年前に77人が犠牲となった広島土砂災害の経験を基に書いた。「被災の惨状を目の当たりにして書の形にとどめ、振り返るきっかけに、と書いた。7月の豪雨災害にも思いをはせてもらえれば」と語った。

=2017/08/13付 西日本新聞朝刊=

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