「またか」憤る町民 大木町 元議長収賄容疑で逮捕 [福岡県]

土地改良区事務局の家宅捜索を終え、押収資料を大木町役場から運び出す捜査員=21日午後
土地改良区事務局の家宅捜索を終え、押収資料を大木町役場から運び出す捜査員=21日午後
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 大木町土地改良区の発注工事を巡り、土地改良法違反(収賄)容疑で、理事の元町議会議長内田清喜容疑者(83)が逮捕された事件。内田容疑者は10年前にも町発注の工事を巡る贈収賄事件で逮捕され、実刑判決を受けていた。21日は土地改良区の事務局がある町役場を県警が家宅捜索。町民からは「またか」「町のイメージが悪くなる」などの声が上がった。

 朝から報道陣が押し寄せる中、午前10時半に10人の捜査員が役場に入った。役場職員の一人は「かつては権力者だったと聞いていたが、今は高齢だし影響力はないと思っていた」と声を潜めた。

 4月から土地改良区理事長を務める石川潤一町長は家宅捜索中の同日午後、役場内で会見。「職員への法令順守の取り組みは実施していたが、(土地改良区の)理事というのは農家の人たち。その人たちへの取り組みは遅かった」と陳謝した。

 町民からは厳しい声が上がった。元教諭の70代男性は「町は合併せずに頑張っているのにまたイメージが悪くなる」と憤った。60代主婦は「(内田容疑者が)またお金に関わる役職に就けたこと自体がおかしい」と首をかしげた。

=2017/11/22付 西日本新聞朝刊=

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