うきは市、給食に柿料理 地元特産の消費拡大へ 中村学園大など協力 [福岡県]

給食で地元産富有柿を使った「白あえ」を楽しむ妹川小児童
給食で地元産富有柿を使った「白あえ」を楽しむ妹川小児童
写真を見る

 うきは市は、地元特産の富有柿を使った給食の提供を市内の全小中学校で始めた。柿はそのまま食べられることがほとんどで、素材として活用の幅を広げるのが狙い。みそ汁やオイスターソース煮などユニークなメニューもあり、12月までに浮羽中で8品、その他の11校で4品を出す。市の担当者は「給食をきっかけに家庭での消費拡大につなげたい」と期待する。

 市が中村学園大学(福岡市)などと組織する「福岡食育健康都市づくり地域協議会」の活動の一環。2016年度に機能性食品の地域活用を目指す農林水産省の支援事業に選ばれ、メタボリック症候群対策に効果があるとされる柿の成分研究や、オリジナル料理の開発を進めてきた。

 今回の給食は、大部正代・同大教授らが考案したメニューを基に、浮羽中栄養教諭の宇野典子さんがバランス面などを考慮して児童・生徒用にアレンジした。生の柿ではなく乾燥チップを使う「田作り」「おこわ」なども含まれている。

 22日にはうきは市内の小中10校で、柿と地元産のキクラゲやほうれん草などをまぜ合わせた「白あえ」が提供された。山間部にある妹川小でも全児童12人が勢いよく箸を進め、3年の尾花知展君(9)は「柿は大好きな果物。おかずの中に入ってもおいしかった」と喜んでいた。

 浮羽中では12月21日に保護者を対象にした試食会も開く予定で、宇野さんは「身近にありすぎて地元ではあまり人気がない柿だが、高い栄養価やおいしい食べ方を知ってもらえれば、売れずに廃棄される量も減らせるのではないか」と話した。

=2017/11/25付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]