自動運転車いすを公道で実験 久留米工業大が開発 買い物への利用検証 [福岡県]

商店街で自動運転の電動車いすを使って実証実験する久留米工業大の関係者たち
商店街で自動運転の電動車いすを使って実証実験する久留米工業大の関係者たち
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 久留米工業大は26日、久留米市中心部の商店街で、自動運転システムを搭載した電動車いすの実証実験を始めた。公道での実験は初めて。足が不自由な人や高齢者に乗ってもらい、安全性や操作性などを検証する。27日まで。

 実験は久留米シティプラザ六角堂広場(同市六ツ門町)前の歩行者専用道路で実施。初日は難病「原発性側索硬化症(PLS)」患者で普段から電動車いすを使っている落水洋介さん(35)が体験した。

 落水さんがシステムを搭載した端末に「おなかがすいた」と話し掛けると、商店街の総菜店が検索され、車いすが動きだした。カメラで通行人や看板などの障害物を認識して避ける仕組みだが、途中、離れた位置の通行人に反応し停車を繰り返す場面も。

 総菜店で弁当を買った後はかばん店に寄り、計約200メートルを30分掛けて走行した。落水さんは「もう少しスムーズに動けばいいけど、1人で外出できない人にとっては勇気が出ます」と語った。開発を担当する東大輔教授は「公道の実験は大きな一歩。課題を一つ一つ改善していきたい」と話した。

=2018/02/27付 西日本新聞朝刊=

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