松永伍一氏顕彰詩碑を建立 大木町出身の詩人 没後10年教え子らが寄付集め [福岡県]

詩碑の前に集まる松永伍一文学保存の会のメンバー
詩碑の前に集まる松永伍一文学保存の会のメンバー
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 大木町出身の詩人、松永伍一氏(1930~2008)を顕彰する文学詩碑の除幕式が3日、同町八町牟田の総合体育館前広場であった。没後10年の命日で、ゆかりのある約200人が松永文学を後世に伝えることを誓った。

 松永氏は大莞・花宗両中(現大木中)で7年間教師をしながら、詩作を中心に短歌・俳句などを生徒たちに指導。1957年に活動の場を東京に移し、70年に全国各地の農村を回って農民の嘆きや伝承、唄(うた)などを集めた「日本農民詩史」全5巻を刊行。詩だけでなく美術評論や子守歌の収集など幅広い分野で活躍した。

 詩碑は、当時の教え子でつくる「松永伍一文学保存の会」が町内外から寄付を集めて建立。高さ1・9メートル、幅2・45メートルの黒御影石製で、松永氏が古里を懐かしんで作ったといわれる詩「村」を刻んだ。詩碑の建つ場所は花宗中の跡地になるという。

 除幕式では保存会の鳥取英記代表(76)が「松永先生は50年にわたって活躍した偉大な詩人。詩碑の建立で松永文学の裾野が広がることを期待している」とあいさつ。詩碑の前で大莞小6年柴田竜之介さん(12)が「村」を朗読した。

=2018/03/04付 西日本新聞朝刊=

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