壮麗シダレザクラ3本共演 うきは市吉井町富永 住民整備の法華原華庭園24日に開園祭 [福岡県]

巨大なシダレザクラと「守る会」のメンバーたち
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桜情報が満載の「うきはお花見MAP」
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 うきは市吉井町富永の法華原地区に、3本の巨大なシダレザクラを中心にした「法華原華庭園」がオープンした。貴重な桜を保存し、周辺にある遺跡群と一体的な地域おこしを図ろうと、地元住民でつくる「身延のしだれ桜と福富法華原を守る会」(武内健剛会長)が整備した。24日、開園祭を開く。

 桜があるのは鎮西身延山本佛(ぶつ)寺(同市浮羽町流川)の飛び地。同寺の信仰者だった田中将善さんが1961年に山梨県の身延山久遠寺を参拝し「全国しだれ桜10選」の一つである寺のシダレザクラの種を持ち帰って育てた。現在は高さ約10メートルに成長した。

 本佛寺信徒や近隣住民には「身延桜」の名称で親しまれてきたものの、市内でも知る人は少数派。3年前に初めて目にした武内会長(53)も「狭い路地の先、訪れる人を待っていたかのように現れる壮大な姿に感動した」と振り返る。

 シダレザクラ周辺の耳納連山北麓の一帯は「法華原」と呼ばれ、縄文時代の土器や石器が出土し、彩色壁画で有名な国史跡「珍敷塚古墳」などがある。「自然と歴史に恵まれた法華原を訪ね歩く拠点になれば」と武内会長。約30人による守る会を結成し、古い建物の取り壊しや整地、休憩施設や案内板も設けた。市のふるさと創生基金約1千万円を活用した。

 開園祭は午後1時開会。飲食物の販売やコンサート、夜桜ライトアップなどを予定する。武内会長は「花はちょうど見頃の時季。見る人を包み込むように咲くシダレザクラの魅力を満喫してほしい」と話している。

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 ■うきはの桜名所15カ所地図で紹介

 うきは市内各所で間もなく見頃を迎える桜の名所をまとめた「うきはお花見MAP」を、市が作成した。地域住民によるイベントやライトアップの情報も掲載しており「市内には桜の名所が多く、フルーツの里の新たな魅力を満喫してほしい」と話している。

 MAPはA4カラー判。浮羽町流川地区の巨瀬川堤防に2キロ続く約350本の桜並木、約90本の鳥居と約300段の階段が連なる浮羽稲荷神社のサクラなど15カ所を紹介し、このうち11カ所は写真を載せている。裏面には花見の時季に合わせたライトアップや出店、無料シャトルバス(31日と4月1日)の運行情報も案内している。

 5000部作成し、観光会館「土蔵」や道の駅うきはで配布するほか、市ホームページからもダウンロードできる。

=2018/03/23付 西日本新聞朝刊=

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