「くるめ創業ロケット」開所2年 日替わりセミナー利用者増 経営相談も増加傾向 [福岡県]

交流スペースでは日替わりで多彩なセミナーが開かれている
交流スペースでは日替わりで多彩なセミナーが開かれている
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 中小事業者の創業に向けた支援や経営相談を担う「くるめ創業ロケット」(久留米市六ツ門町)が、2016年4月の開所から2年を迎えた。3月末までに相談者数は637人、セミナー参加者は1176人に上り、利用者は増加傾向にある。施設を入り口にした関係機関とのネットワークづくりも進んでいる。

 施設は、市が民間ビルの1階スペースに開所し、市の第三セクター「久留米ビジネスプラザ」(同市宮ノ陣)が運営。貸しオフィス(3室)や交流スペースを備える。

 現在の活動の核になっているのが、県中小企業振興センター運営の「県よろず支援拠点」が派遣する相談員によるセミナーや相談が無料で受けられる「久留米よろず創業・経営相談窓口」。平日は毎日、日替わりでセミナーが開かれ、収益改善から債権回収、効果的なプレスリリースの作り方まで、多彩で実践的な内容が好評という。

 昨年3月から窓口を常設化したところ、17年度の施設全体の相談者は16年度と比べて2・5倍、セミナー参加者は1・5倍に拡大した。名刺作りやインスタグラムなどのセミナーを受講した市内の女性は「無料なので気軽に参加できるし、種類が多いので便利」と話す。

 よろず相談に加え、月4回、筑邦銀行と筑後信用金庫の無料相談窓口も設置。融資にとどまらず、経営全般の相談に応じている。筑後信金の担当者は「事業内容が固まっていないケースもあり、相談者と同じ目線で考えることも多い。支店に足を運んでもらうよりも相談の敷居が低いのではないか」と語る。

 市は、地元の金融機関や商工団体、大学などと「くるめ創業支援ネットワーク」を構築しており、創業ロケットがネットワークの入り口を担っている。久留米ビジネスプラザの野上禎英参事は「ここに来てもらえれば、相談内容に応じて一番ふさわしい関係機関を紹介できる。気軽に相談してほしい」と呼び掛けている。

=2018/04/24付 西日本新聞朝刊=

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