矢部、沖端川の災害対策事業完了 九州北部豪雨で決壊 堤防補強、川底掘削など [福岡県]

堤防断面のモニュメントを除幕する関係者
堤防断面のモニュメントを除幕する関係者
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 2012年の九州北部豪雨災害で3カ所の堤防決壊が起きた矢部川、沖端川の河川激甚災害対策特別緊急事業が完了し、柳川市大和町六合の矢部川堤防で13日、竣工(しゅんこう)式があった。関係者約300人が出席し、防災への気持ちを新たにした。

 豪雨では市内の矢部川が約50メートルにわたり決壊し、沖端川も同市とみやま市の2カ所で決壊。八女、筑後両市を含め計1808戸が床上床下浸水の被害を受けた。

 事業は、八女市矢原からみやま市瀬高町までの矢部川14・4キロを国が担当し、同市瀬高町から柳川市筑紫町までの沖端川8・8キロを県が実施した。総工費は計213億円。堤防の補強や川底の掘削、川幅の増幅、橋の架け替えなどで、同規模の豪雨に耐えられるようにしたという。

 国土交通省九州地方整備局の増田博行局長は「災害がいつどこで起こるか分からない状況。ソフト面を含めてしっかり対策を進めたい」とあいさつ。堤防の断面を紹介するモニュメントの除幕式もあった。

=2018/05/14付 西日本新聞朝刊=

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