八女の中山間部に移住者向け賃貸住宅 地元の不動産会社が8戸建設 「地方創生モデルに」 [福岡県]

星野川沿いの旧久木原小跡に建設中の移住者向け賃貸住宅
星野川沿いの旧久木原小跡に建設中の移住者向け賃貸住宅
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 八女市の不動産賃貸会社「八女里山賃貸」が、同市上陽町久木原で移住、定住者向けの賃貸住宅を建設している。地元産木材を多用した2階建て長屋タイプの8戸。長谷川繁社長は「自然豊かな場所での新たなライフスタイルを求める人は少なくない。ビジネスとして成立させ、地方創生のモデルケースにしたい」と話している。

 同社は、全国で林業の6次産業化を手掛ける「トビムシ」(東京)などが昨年11月に設立した。建設地は清流として知られる星野川沿いの旧久木原小跡で、菜園スペースも設ける。昨年12月に着工。6月下旬に完成し、7月から入居を開始する。賃料は7万円前後(共益費込み)。

 「田舎暮らし」を求めて中山間地に移住を希望しても、賃貸物件はほとんどないほか、新築や空き家の購入には多大な負担が必要。トビムシが八女市の森林組合と交流があったことから、移住希望者の受け皿になろうと投資を決めた。民間が過疎の進む中山間地域で賃貸住宅を建設するのは珍しいという。

 市役所で記者会見した長谷川社長は「若い世代に入居してもらい、地域の担い手になってほしい。地域との関係構築後、空き家を購入するなどして定住につながれば」と期待。同席した三田村統之市長は「里山の魅力が伝わり、移住定住者が増加することを願っている」と語った。

 26日午後2時~3時半に内覧会を開催する。

=2018/05/22付 西日本新聞朝刊=

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