「五庄屋太鼓」が再結成 保存会卒業生「またやろう」 大刀洗町 [福岡県]

稽古に汗を流す「大刀洗町五庄屋太鼓保存会」のメンバーたち
稽古に汗を流す「大刀洗町五庄屋太鼓保存会」のメンバーたち
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 地元の歴史を顕彰する和太鼓グループとして活動していた「大刀洗町五庄屋太鼓保存会」。メンバーの減少で2年前に活動休止していたが、今春再結成された。約20人が週に2度集まり、稽古に汗を流している。

 「ドン、ドン、ドドン、ドン」。大刀洗ドリームセンターの練習場を、うねるような太鼓のリズムが満たす。「手をはね上げて、響かせて」。指導役の安立三紀さん(30)が子どもたちに呼び掛ける。

 「五庄屋太鼓」は、現在の大刀洗町などを通う床島用水を江戸時代に築いた五庄屋をたたえようと、1986年に発足。大堰(おおぜき)小などの子どもたちが代々受け継ぎ、地元や近隣の祭りに参加してきた。町のシンボルの一つとして、ドリームセンターにあるレリーフにも太鼓をたたく姿が刻まれている。だが近年は少子化などで6、7人まで減少し、活動休止していた。

 「またみんなでやろう」。昨年、保存会卒業生の大学生や高校生を中心に再結成が決まった。指導役となって会に戻り、子どもだけでなく大人も太鼓をたたく。安立さんもその一人。「小学生の時に習ったことを体が覚えていた。教えるのは難しいけど、みんな、覚えも早い」とほほ笑む。

 再開後間もない5月5日、五庄屋を祭る地元大堰神社の水天宮大祭で久々の太鼓を披露した。次の出番は、7月22日に久留米シティプラザで開かれる水の祭典のプレイベント「子ども太鼓フェスティバル」。大堰小5年の北原くるみさん(10)は「ばらばらの音を、きゅっと合わせていくのが楽しい」とばちを持つ手に力を込めている。

 メンバーは現在も募集中。

=2018/06/02付 西日本新聞朝刊=

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