公募の購入者決まらず 久留米市立図書館・旧西分館 売却方法見直し検討 [福岡県]

久留米市日吉町にある市立図書館の旧西分館
久留米市日吉町にある市立図書館の旧西分館
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 久留米市は、2017年度に売却先を公募していた市立図書館の旧西分館と書庫(同市日吉町)について購入者が決まらなかったと明らかにした。建物の歴史的な景観を生かすため、価格に加えて購入後の事業計画を評価する「事業提案評価方式」で公募していた。今後は売却方法の見直しも含めて検討するという。

 市によると、最低売却価格1780万円で売却先を公募し、市内の調剤薬局1社から応募があった。価格や事業計画を審査した上で、いったんは同社への売却を決めたが、その後、購入後の改修費などを理由に同社側から辞退の申し出があったという。

 旧西分館は1927年に十七銀行(現在の福岡銀行)久留米支店として建てられた。68年に市が土地と建物を購入し、2010年まで図書館として利用されていた。建物の外観や内部には、建設当時のモダンな意匠が施され、昭和初期の雰囲気が残っている。

 市財産管理課は「市有財産を有効活用する観点から現時点では売却を前提に考えている。課題を分析したい」としている。

=2018/06/06付 西日本新聞朝刊=

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