愛妻に贈る自宅卓球場 筑後市の田中さん設置 一般開放し交流の場に [福岡県]

卓球センターで筑後ジュニアTTCの子どもたちに囲まれる田中正之さん(左から4人目)と洋子さん
卓球センターで筑後ジュニアTTCの子どもたちに囲まれる田中正之さん(左から4人目)と洋子さん
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 筑後市前津に、市内初の卓球センターがオープンした。卓球歴70年超の田中正之さん(87)が、同じ愛好家の妻洋子さん(84)のため、自宅横の畑に専用施設を建てた。一般にも開放し「地域のコミュニケーションの場にしたい」と意気込む。

 正之さんと卓球の出合いは、終戦直後の八女工高生時代。当時は連合国軍総司令部(GHQ)によって柔道や剣道などの部活動が禁止されたこともあり、卓球部に入部したという。「当時のラケットは板。ボールも1ダース分しかなかったけど楽しかった」

 洋子さんは、友人に誘われ1983年ごろから卓球を始めた。市の卓球大会シニアの部では常に上位に入り、九州大会3位の実績も。週2、3回は車を運転し、久留米市やみやま市などの練習場に通っていた。

 洋子さんの車の運転を心配した正之さんが、畑に卓球センターを作ることを決意。小中学生にボランティアで卓球を教えている長男耕一さん(58)も協力して「卓球一家」の夢を実現させた。

 センター内には卓球台5台と卓球マシン1台を設置。冷暖房完備で休憩室もある。防球ネットは、耕一さんが指導する卓球クラブ「筑後ジュニアTTC」の父母による手作りだ。

 料金は平日午前9時~午後5時の利用となる一般Aが月3300円、木曜午後5時~9時の一般Bが月1400円。時間貸しは一般が1時間250円、中学生以下が同150円。

 15日から8月5日の全4回、初心者向けの卓球教室を開催する。参加料は1回千円(月会員は500円)。締め切りは11日。正之さんは「誰でも気軽に楽しめる卓球の魅力を広めていきたい」と話している。卓球センター=0942(53)5514。

=2018/07/05付 西日本新聞朝刊=

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