国登録有形文化財に倉員家住宅 「土蔵など公開したい」 [福岡県]

倉員家住宅が国登録有形文化財に答申されて喜ぶ7代目の倉員恒雄さん
倉員家住宅が国登録有形文化財に答申されて喜ぶ7代目の倉員恒雄さん
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 国の文化審議会が20日に答申した登録有形文化財(建造物)に県内で唯一、選ばれた八女市上陽町北川内の「倉員(くらかず)家住宅」。現在も住宅で暮らす倉員恒雄さん(76)は「価値が認められてありがたい。今後のまちづくりや観光振興につなげてほしい」と喜んだ。

 倉員家は江戸時代から続く地主として財力を蓄えた。曽祖父の又六氏と祖父の團蔵氏が明治期に主屋、離れ、土蔵、納屋を相次いで建てたという。「柱一本、板一枚も手づくり。ほとんど手を加えず、大事に使ってきました」と倉員さん。毎年春には代々伝わるひな人形を主屋に飾り、見学者を受け入れている。「希望者には土蔵や納屋も一緒に公開したい」と語った。

 市内の登録有形文化財は初めて。三田村統之市長は「地域の宝として大切に保存し、活用に努めていきたい」とコメントした。

=2018/07/21付 西日本新聞朝刊=

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