久留米の五穀神社で、からくり人形を実演 [福岡県]

茶わんを運ぶ「茶酌娘」のレプリカの実演もあった
茶わんを運ぶ「茶酌娘」のレプリカの実演もあった
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 久留米市通外町の五穀神社で21日夜、祇園祭が開かれ、神社近くで生まれ育った発明家、田中久重(1799~1881)が作ったからくり人形の実演会があった。

 久重の顕彰やからくり人形の保存、活用に取り組むNPO法人「久留米からくり振興会」が企画した。「からくり儀右衛門」の異名を持つ久重は、五穀神社の境内であったからくり人形の興行を見て、興行師を志したとされる。

 実演会では、振興会が所有するからくり人形4体(うち3体はレプリカ)が登場。「茶酌(ちゃしゃく)娘」は客人の前にお茶を運び、飲み終わって茶わんを盆に戻すと、Uターンする仕組みで、振興会のメンバーが構造を解説しながらレプリカで実演した。

 久重は蒸気機関や電信機の開発にも携わり、東芝の創業者としても知られる。振興会副理事長の半田利通さん(61)は「五穀神社は久重の原点と言える場所。現代につながる日本の技術の基礎をつくった功績をもっと広く知ってもらいたい」と語った。

=2018/07/23付 西日本新聞朝刊=

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