股くぐり無病息災 みやま市・上庄八坂神社 [福岡県]

上庄八坂神社で大人形の股をくぐり無病息災を祈る参拝者
上庄八坂神社で大人形の股をくぐり無病息災を祈る参拝者
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 みやま市瀬高町の上庄八坂神社の祇園祭で24、25日、県指定有形民俗文化財の神事「大(おお)人形」があった。平安時代後期に奥州であった「前九年の役」で戦った源義家と安倍貞任(さだとう)をかたどった高さ約3メートルの人形を並べて立てる。股の下を通ると無病息災の御利益があるとされ、参拝者が次々とくぐっていた。

 市教委によると、大人形は初代柳川藩主・立花宗茂(1567~1642)が関ケ原の戦いでの敗北後、棚倉(福島県棚倉町)を治めた時期に見た夢が由来。宗茂は夢で家康と合戦となったが、同神社の神の仲裁で和議を結んだ。宗茂は柳川に再封された後、徳川家との平穏を願い、奥州で崇拝されていた2人を同神社に祭ることを将軍家に願い出て許された。大人形はこれを機に始まったと伝えられる。

=2018/07/26付 西日本新聞朝刊=

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