連絡メール遅延やエラー 6月末豪雨時、学校から保護者へ配信 原因は不明 西日本豪雨は問題なし [福岡県]

 活発化した梅雨前線の影響で九州北部が大雨に見舞われた6月29日、小郡市と大刀洗町の小中学校で、保護者に送った連絡メールの一部が配信できなかったり、遅延して届いたりしたことが分かった。両市町の教育委員会などによると、遅延時間は約1時間~約6時間で、原因は不明。7月上旬の西日本豪雨の際には問題なく配信されたという。

 西日本新聞の調べでは、小郡市の6校で遅延、大刀洗町の2校で配信エラーが起きた。メールは「しばらく登校を見合わせてください」「身の安全に注意して登校してください」など注意を促す内容。保護者が学校側に問い合わせて不具合が判明した。久留米市教委によると、市内学校の配信エラーなどは把握していないという。

 小郡、大刀洗両市町教委によると、メールは熊本県のIT会社の配信サービスを利用。学校側がシステムに文章を打ち込んで送信し、事前に登録した保護者のメールアドレスに届く仕組み。小郡市の6校はNTTドコモの利用者に遅延があったという。

 IT会社の担当者は取材に「通信事業者のサーバートラブルによる遅延はあったが、配信エラーは把握していない。送信側のパソコンや回線などさまざまな要因でもエラーは起こり得る」と説明。NTTドコモ九州支社(福岡市)は「該当の時間帯に遅延を引き起こすような故障やトラブルは確認されなかった」としている。

 携帯電話の普及に伴い、メールは防災の情報提供にも使われている。大刀洗町教委は「保護者には学校の連絡網などを使って電話で伝えた。登校に混乱はなかった」とし、小郡市教委は「メール未着が分かった場合には電話などより確実な連絡方法を検討する」としている。

=2018/07/31付 西日本新聞朝刊=

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