竹墨で色付け石炭かき氷 大牟田市 [福岡県]

真っ黒い蜜がかかった新名物の「石炭かき氷」
真っ黒い蜜がかかった新名物の「石炭かき氷」
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 真っ黒なかき氷。どんな味なのかと口に含むと、何とミカン味なのだ。

 大牟田市で昭和初期に開業の老舗和菓子店「金時屋」の名物、石炭かき氷(380円)。同市の宮原坑の世界文化遺産登録を機に、3年前に新商品としてメニューに加わった。蜜は、市特産の上内ミカン100%ジュースにグラニュー糖を加え、竹墨で色付け。甘過ぎず、口の中にほんのりと酸っぱさも広がる。スプーンは石炭掘りをイメージしたスコップ形だ。

 3代目店主の藤田潔さん(64)によると、口当たりの良いサラサラの食感にするために、氷は少し溶けた状態でかき氷器にかける。刃の微妙な出し方がミソとか。石炭金時(500円)には、中に水まんじゅうが入る。

 家族経営で、昭和の雰囲気が残る小さな店にはこの夏、お客がひっきりなしに訪れてにぎわっている。

 大牟田市一浦町。営業時間は午前8時~午後6時半。不定休。

=2018/08/18付 西日本新聞朝刊=

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