6年ぶり時代絵巻再現 14日に高良大社神幸祭 久留米市 [福岡県]

神職の説明を聞き、衣装の着付けを確認するボランティアたち
神職の説明を聞き、衣装の着付けを確認するボランティアたち
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 華やかな時代絵巻を再現する高良大社(久留米市御井町)の「神幸祭」が14日、6年ぶりに開催される。1200年以上前から続く伝統行事で、大社が鎮座する高良山の麓を約300人が練り歩く。地元では祭りに向け、急ピッチで準備が進んでいる。

 大社によると、神幸祭は767年、天災や疫病を鎮めるために始まったとされ、みこしを中心に平安時代の装束を着た神職や馬を連ねた行列が進む。もともと50年に1度開かれる大祭の主要行事で、1992年には3基のみこしと約600人が市中心部まで足を延ばし、3日間の日程で催された。

 祭りの間隔が空くことで次世代への継承が課題となり、2012年、20年ぶりに復活。行列への参加人数を少なくした上で5年に1度、1日限定で実施することにした。ただし、昨年は大社の社殿(国重要文化財)の屋根をふき替えた影響で関連行事が続き延期していた。

 神幸祭の準備は9月に入って本格化。地元の御井、山川、高良内の3校区の住民を中心に行列に加わる有志や衣装を着付けるボランティア向けの説明会が連日、開かれている。

 14日午前9時に高良大社をみこしが出発。3校区を代表する神社の味水御井(うましみずみい)神社(同市御井朝妻1丁目)、高良御子神社(同市山川町)、高良下宮社(同市御井町)、高良内八幡神社(同市高良内町)を巡り午後5時に大社に戻る。

 高良下宮社では行列に参加する地元住民が「御井町風流」「高良山獅子舞」「高良山十景舞」をそれぞれ奉納。最終盤の1キロには稚児行列が加わる。当日は渋滞が予想され、大社は「神幸祭にご理解いただき、行列を楽しんでもらえたら」と話している。

=2018/10/11付 西日本新聞朝刊=

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