吉井おくんち「スペインの祭りと共通点」 衣装の色や鬼の面 [福岡県]

吉井おくんちとサン・バルトロメ祭の共通点に着目して写真展を開いたガイスカ太郎さん
吉井おくんちとサン・バルトロメ祭の共通点に着目して写真展を開いたガイスカ太郎さん
写真を見る
カラフルな衣装をまとったサン・バルトロメ祭の男衆
カラフルな衣装をまとったサン・バルトロメ祭の男衆
写真を見る
色鮮やかな旗を持って白壁の町並みを練り歩く吉井おくんちの行列
色鮮やかな旗を持って白壁の町並みを練り歩く吉井おくんちの行列
写真を見る

 うきは市吉井町の若宮八幡宮の秋祭り「吉井おくんち」と、地中海に浮かぶスペイン・マヨルカ島の祭りの類似性を紹介する写真展が、うきは市吉井町の「ギャラリー&カフェ 光画堂」で開かれている。撮影したのは同島出身の写真家ガイスカ太郎さん(31)。母親が吉井町出身で、2年前に初めて吉井おくんちを見学。「衣装の色使いや鬼の役割など、共通点の多さに驚いた。展示から祭りの雰囲気が伝われば」と話している。

 ガイスカさんによると、マヨルカ島のほぼ中央に位置する人口約2500人のモントゥイリでは8月15日から10日間、小麦の収穫などを祝う「サン・バルトロメ祭」が400年以上続き、カラフルな衣装の行列が集落を練り歩く。鬼に似た悪魔の面をかぶった男衆が沿道の子どもたちの健康などを祈願するという。

 ガイスカさんは吉井町に住む祖父の筒井昭臣さん(88)を訪ねた2年前、鬼や獅子、毛槍(けやり)行列が白壁の町並みを練り歩く吉井おくんちを偶然目にし、夢中でシャッターを切った。「両国にルーツを持つ自分にとって、約1万キロも離れた二つの町の祭りに類似点を発見できたことがうれしい。なぜなのか関心が深まった」と語る。

 写真展は今年の吉井おくんち(17、18日)に合わせて24日まで開催。「集」「怖」などのテーマごとに二つの祭りを比較した写真15組計30点が並ぶ。ガイスカさんは20日まで在廊予定で「祭りに関わる吉井の人にも見物の人たちにも、遠くスペインによく似た祭りがあることを知ってもらえたら」と話す。

=2018/10/12付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]