「筑後吉井 若宮おくんち」17日から 毛槍保存会50周年 妙技受け継ぎ“親子競演”も  [福岡県]

結成50周年を迎えた吉井町毛槍保存会のメンバー
結成50周年を迎えた吉井町毛槍保存会のメンバー
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 うきは市吉井町若宮の若宮八幡宮で17、18日、秋の例大祭「筑後吉井 若宮おくんち」(同八幡宮奉賛会主催)が開かれる。祭りを盛り上げる毛槍(けやり)行列を担ってきた「吉井町毛槍保存会」(小山政隆会長)は今年、結成50周年。節目の年に初の親子会員も誕生し、本番に向けた最終調整に汗を流している。

 八幡宮は800年以上の歴史があり、例大祭は明治以降、現在の形で続いてきた。一方で毛槍行列は戦後途絶えてしまい、小山会長(72)ら当時の若者たちが「郷土の歴史と伝統を自分たちで守り継ごう」と、1968年に保存会を発足させた。

 筑後川を挟んだ旧杷木町(現朝倉市)の住民から、長さ約3メートル、重さ7~8キロにもなる槍の掲げる高さや回し方、投げ渡し方などを学び、翌69年から例大祭に参加。再び吉井の白壁通りに「ヨイヤ マカセー」と威勢のよい掛け声を響かせた。

 現在は会員26人。大半を60歳以上が占めるため若返りが課題になっていたが、今年新たに若手2人が加入した。そのうちの一人、佐藤隆博さん(37)は、父正志さん(69)も約40年槍を振っており、初の親子競演が間近に迫る。隆博さんは「これまで何げなく父の姿を眺めてきたが、練習では想像以上に力が必要だと分かった。2時間続く本番は心して臨みたい」と語る。

 祭りは17日午後2時半、八幡宮を出発し、吉井町の高橋神社まで練り歩く。18日午後2時半に高橋神社を出発して若宮八幡宮に戻る。小山会長は「地元に限らず広く会員を募集中。1度毛槍の妙技を見て仲間に加わってもらいたい」と呼び掛けている。

=2018/10/17付 西日本新聞朝刊=

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